二つ(以上)の語をそれぞれ敬語にして、接続詞「て」でつなげたもの。
『1つの語について 、同じ種類の敬語を二重 に使ったもの』である二重敬語とは違って、
基本的には許容される。(敬語の指針より)
●「敬語連結 」=個々の敬語の使い方は適切だからOK
敬語連結 は、
個々の敬語の使い方が適切であり、
かつ敬語同士の結びつきに意味的な不合理が無い限りは、
基本的に許容されるもの。
「お読みになっていらっしゃる」は、
「読んでいる」の「読む」→ 「お読みになる」に、
「いる」→ 「いらっしゃる」にしてつなげたもの。
「読む」「いる」という二つの語をそれぞれ敬語にして「て 」でつなげているので
「二重敬語」ではなく「敬語連結」になる。
●許容される「連結敬語」の例
@「お読みになってくださる」
「読む」→ 「お読みになる」
「くれる」→ 「くださる」
「お読みになる」+ 「くださる」= 「お読みになってくださる」
A 「お読みになっていただく」
「読む」→ 「お読みになる」(尊敬語)
「もらう」→ 「いただく」(謙譲語)
「お読みになる」+ 「いただく」= 「お読みになっていただく」
(尊敬語と謙譲語の連結だが、立てる対象が同じなのでOK)
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