● ルール3

特別な形がある場合は、そちらを優先する

 

尊敬語も謙譲語も特別な形が在る場合は、そちらを優先的に使う。

尊敬語にも謙譲語にも特別な形がある「言う」を例にとって説明すると、
一般的な尊敬語の形
・お(ご)―になる
・―(ら)れる

にあてはめて『お言いになる』は、使わない。

では、『言われる』 はどうか。
たとえば「社長が言われた」には確かに違和感は無い。しかし、特別な形があるのだから、そちらを使った方がしっくりする。
『言われた』を使わない理由はそれだけではなく、「社長に言われた」となると、迷惑の受身と取られかねないからだ。
こちらは『尊敬する社長に言ってもらった』気持ちで使っているのに、『あの社長から言われちゃったよ』と迷惑がっているように思われてはかなわない。

言う」の尊敬語は『おっしゃる』だ。
「社長がおっしゃった」の方が丁寧な感じがする。

因みに、「言う」の謙譲語は『申し上げる』となる。

 

 

 

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